わったり☆がったり

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『フリーダム ライターズ』

半年放置していたブログ……(笑)

『奇跡の教室』の感想を読み直してみたら、

『フリーダムライターズ』を観たときに「ここでもホロコーストなんやな……」と思ったんだけど、両者は大分違うなと改めて思い直したので書いておこうかと。

 

フリーダムライターズ http://www.werde.com/movie/new/freedomwriters.html

も実話をもとにした作品で、こちらの舞台はアメリカ西海岸。ロサンゼルス暴動から2年という時期の高校で、家庭でも地域でも暴力にさらされながら生きている高校生たちに寄り添ってエンパワーしていく実践のお話。

(この前一緒に観た先生が「アメリカでも同和教育やってんや!」と端的な感想を述べられましたが、まさにそれ。子どもの現実に深く学ぶ実践)

 

どちらも、生徒たちが「学ぶ」ということに目を開く大きな契機としてホロコースト生存者との対話があるんだけど、そこに至る流れが違う。

 

『奇跡の教室』は、ゲゲン先生が元々歴史の教師で、ご自身が歴史と向き合うことの醍醐味を知っているし、その学びから生まれる力を信頼していて、それを生徒たちに仕掛けていった感じでしたが、

『フリーダムライターズ』は、新任のエリンが荒れまくる生徒たちを前に、何ができるんだろうと一生懸命耳を澄ませて声を聴いていった延長上に、いつ殺されるかという恐怖と緊張感、世界への不信感に気づき、彼らが共感できる学びの材料としてホロコーストの歴史にたどり着くんですね。

 

似ているようで、だいぶ違う。

 

エリンの方が好きかな(笑)