わったり☆がったり

왔다 갔다(行ったり来たり)な毎日です(*^_^*)

2020-01-01から1年間の記事一覧

ねずみ年の11月に

今日は、私が親になった日です。 2回り前のねずみ年。 もうすっかりでかくなっちゃって、あんなのがどうやっておなかにいたんだろう(笑)…子どもを産んでから、どんな強面の人を見ても「この人も最初はちっこくてふにゃふにゃだったんだなぁ」と思うと笑いが…

(2019から引っ越し)「こんな夜更けにバナナかよ」に寄せて

石井誠さんという書道家がいて、今年も今日から私の大好きな絵本カフェholoholoさんで個展が始まる。石井さんは筋ジスで、大阪教育大学の卒業生で、彼の生活を「誠組」という介護者グループが支えていた。以下は、2012年に大阪教育大学で行われた誠組の企画…

(2018から引っ越し)参加雑感 日本植民地教育史研究会 第20回記念研究大会シンポジウム「教育の植民地支配責任を考える」

植民地支配責任について考える。それも「教育」を軸に。 少し個人的な話にさかのぼる。 私自身は植民地朝鮮での「国語」教育を対象に、研究活動を始めた。もともとそこに至った理由は、在日朝鮮人の歴史と差別の実態を知るにつけ、教育大学で国語教育を専攻…

(2015から引っ越し)参加雑感 植民地教育史研究会第18回大会シンポジウム-植民地支配とモラルの相克-

植民地研究/植民地について考えるとき、【モラル】の問題は無視できない。 私自身がずっと追いかけている芦田惠之助にしても、「良識」があり、自制的で努力家の、いわば【モラル】に満ち溢れた人だ。ひどい体罰を用い、威圧的に現地児童・生徒に接した教員…

(2019から引っ越し)なまえについて。

昨夜は、大阪の在日外国人教育の屋台骨(?)を担う若い人たちと霧深い街でダラダラ呑んでいて、たいそう楽しかった(そして朝寝坊。若い人たちはちゃんと早起きして修了式の学校に向かったはず。そのエネルギーも頼もしい)*ほぼ10年前に某雑誌に書いた文…

(2014から引っ越し)2014年HPFパンフレット巻頭言より

(HPFとは、大阪の中高演劇部の夏のイベントです。実行委員会形式で、大阪市内の小ホールをお借りして開催しています。今年、私の関わる高校演劇部は参加しなかったのですが、実行委員会代表:金蘭会高校演劇部顧問の先生が書かれた巻頭言が印象的だったので…

(2014から引っ越し)転載:大阪の在日朝鮮人教育(1972年のレポート)

この文章は、1972年に市川正昭(当時・鶴見橋中学校教諭)さんが書き、東京の雑誌(林克行さん)にあてて送られ、結局日の目を見なかったもの…らしいです。(ネットで今見つけましたが、消えると嫌なので、こちらにコピーしました) *以下、1972年に書かれ…

(2014から引っ越し)「事実」か「方法」か ~ 梁泰昊・姜尚中『三千里』誌上論争(1985)から学ぶ

*FBがノートを廃止するということで、こちらに移しました。他の( から引っ越し)の枕詞がある記事はすべて同じ事情でこちらに移した過去の文章です。 ※これは、2010年に考えるところがあって整理していた論稿の一部です。このところ、80~90年代の運動をふ…

(2014から引っ越し/2010年筆)「なまえ」について

いまこそ「本名を呼び、名のる」ことをテーマに~在日外国人教育の読み物教材考~(『解放教育』2010年10月号掲載) 一、読み物教材をふりかえる ~私の『にんげん』読書歴から ~ 人権学習の読み物教材 ~ 大阪の小学生だった私にとって、真っ先に思い浮か…

8月6日と9日のあいだで

朝から、こんな記事がTLに上がってきて、つい読みふけってしまった。 news.yahoo.co.jp webmedia.akashi.co.jp どちらも、私の課題意識をたいそう刺激する記事だった。 オーラルヒストリーで人生を聞くことで分かるのは、原爆投下の日の話から聞かなくても。…

「なんとなく不調」を侮らないでほしいと切に思う

なんとなく不調です。 なにが? と言われても、どこがどうとは言いにくい。鍼の先生は「湿気と気圧でしょう(運動不足も)」と言うけれど で、このまえ久しぶりに小中学校の先生たちとの小さな研修会を対面でやっと行えて、その前後も含めて雑談していて(オ…

織姫も彦星も「こりゃデートしたいとか言ってる場合じゃないな」と思っているに違いない

断続的に強くなったり弱くなったりの雨音。居座る低気圧・・・ なんで、こんなタイトルをつけましたが、そもそも今年の七夕(旧暦7月7日)は8月末ごろなので、彼らが気に病む必要はないんだな 加齢とともに天候だのなんだのに影響されまくる身体になってるよ…

多様な子どもたちの学ぶ権利と学校と多様性

今朝、「こんなにあれやこれや業務が増える一方では先生がつぶれるよ!」という記事を読んだ。読んでいたら近くの小学校から「今日は赤旗(雨の後で運動場が泥んこだから運動場には出ないでねの旗)が立ってます。だから児童のみなさんは、運動場の端っこを…

差別は差別する側に原因がある #BLM に触発されて思うこと

6月が終わろうとしていて。 鬱々としながら始まったオンライン授業も、気づけば2/3終わって、ゴールが見えてきて。その日その日、目の前のことを愚直に片づけていれば時は過ぎゆくんだな…というあたりまえのことを考えながら、もにょってしまう。 6月は、6.…

何もなかったかのように…?

何もなかったかのように、元にもどろうとしてんじゃねーぞ。と叫びたくなる今日この頃(笑) 1か月少し前、こんなことを考えていたからなおさら。 もしも「コロナ世代」と呼ばれるとしたら。 - わったり☆がったり もちろん、ぜんぜん元通りになんて戻れてはい…

「授業の質」ってなんだ

オンライン授業始まって1ヶ月。 来月半ばあたりから、実技系の授業は一部対面授業に切り替わるらしいです。良かった。 とはいえ、私の担当授業は切り替わらないんですけど。 さて。今日はちょっとモヤっていることを書きます。表題の通りです(笑) 経済的に…

もしも「コロナ世代」と呼ばれるとしたら。

相変わらず、オンライン授業(準備とふりかえり)でキュウキュウですが… 先日、学生さんのジャーナル(授業のふりかえり記録)を読んでいたら、 「母に『もう少ししたらあんたらは《コロナ世代》って言われるんやで』と言われて遣る瀬ない…」と書いてあって…

#オンライン授業……まず問いを立てたい

勤務校で、前期がずーーーーっとオンライン授業になることが決定いたしました(一部実技系授業は緊急事態宣言が解けたらなんとか数回でも実施する方向で検討するそうですが、私が担当する授業は「講義・演習」のカテゴリーなので、ずっとオンライン…) 悲報…

#オンライン授業で…「書く」タスク増えがちだよね・・・

始まりましたオンライン授業。 今日(4月20日)からスタートの大学さんも多いので、twitterやらLINEニュースやら、「鯖落!(←「サーバーが落ちた!」ってことです。こういうのに感心してしまうオバチャンなのでした)」で検索しながらドキドキ…(ネットから…

#オンライン授業………みんな不安だよね

非常勤先大学も来週からオンライン授業スタート。 ほんとにできるのか!? と諸々不安。 教員側も不安だけど、学生、特に新入生は「ちょっと、これどういうこと?」と、ちょっと隣の人に声をかけて、それで仲良くなったりもする新学期が過ごせていないわけで…

「足らぬ足らぬは工夫が足りぬ」なのか!?

各世帯に、マスク2枚ずつ配布。 「これで、不安が消えますよ!」「マスク需要を抑制するのに役立つ」 ・・・んなわけあるかい! と、既にもう世間で怒りやら諦めやらが渦巻いていますが。 「欲しがりません勝つまでは」かよ! 「足らぬ足らぬは工夫が足りぬ…

ふたたび『夜と霧』

『夜と霧』をなぜそんなに一生懸命読んでいたかって・・・ 来週から、ポーランド(アウシュビッツ)を訪れる予定だったのです。 3月当初は、日本政府のアホで差別的な的外れ対応のせいでヨーロッパが怒って日本人締め出されたらどうしよう…的な心配をしてい…

「全国一斉休校」要請で、考えること

もう、多くの人が既に発言もし、政府への抗議もし、しているところですが。 www.change.org 「緊急事態」だから「政治判断」で「私(首相)の責任」で決定したのだそうです。 決定の経過もその後のごたごたも、すべてが腹立たしくて怒髪天を衝きますが、この…

『夜と霧』ー人生の意味の心理学

今朝、新聞を読んでいて。 『夜と霧』が、強制収容所を生き抜いた著者の強さから学ぶというキャッチで自己啓発本として宣伝されている…という一文を読んで驚愕。 言わずと知れた20世紀の名著ですが…… 自己啓発本って!? あり得へん……(嘆) 心理学者、強制…

だれのための表現か:金ジェンドリ錦淑さんのお話を聴いて

『草』というグラフィックノベルの日本語訳が出ました。出版社は ころからさん。 『花ばあば』もころからから出ました。いま(私的に)もっとも信頼のおける出版社さん。 korocolor.com そして、原作者の金ジェンドリ錦淑さんをお招きしてのイベントが開かれ…

「差別」とは何か

いきなり引用。 「差別してはいけない」という点に反対する人はほとんどいないであろう。しかし、何をもって差別と規定するのか、具体的にどのような現象を差別と見なし、どのような行動を差別として処罰したり規制したりするべきなのか、明らかではない場合…

DIE(演劇を教育に!)

放置すると忘れそうなので…。 先日、京都府八幡市立美濃山小学校の公開授業研にお邪魔しました。 授業づくりに「演劇的手法」を取り入れるということを続けてこられて3年目(当初は府の研究指定を受けていたそうですが、それが切れた後も「自分たちで勝手に…

先生が「自分語り」を、もっと。

先日、とある研究団体(公立小中学校の先生たち/多文化共生教育)が新人育成の場として運営しているセミナーの講師に呼んでいただきました。事務局が旧知のみなさん(というより、ふだん遊んでもらっているお仲間)なので、かなりぶっちゃけた打ち合わせを…

日本語教育のその前に(覚書)

私の専攻は「国語科教育学」だった。 「国語科」というのは、日本語ネイティブの子ども向けの「ことばの時間」として設計された教科目の名称。だから当然のこととして、学習指導要領も教科書も、学習者である児童生徒が日本語ネイティブであることを前提にし…