わったり☆がったり

왔다 갔다(行ったり来たり)な毎日です(*^_^*)

#オンライン授業……まず問いを立てたい

勤務校で、前期がずーーーーっとオンライン授業になることが決定いたしました(一部実技系授業は緊急事態宣言が解けたらなんとか数回でも実施する方向で検討するそうですが、私が担当する授業は「講義・演習」のカテゴリーなので、ずっとオンライン…)

 

悲報。

 

日本赤十字さんが配信してくださった動画が心に沁みます。

www.youtube.com

心をのっとられないようにしたいものです。

「オンライン授業だ!」…あわてないあわてない、一休み、一休み

一休さんかよ!(年齢バレる…と思ったけど夏休みなんかの再放送で意外と若い人も知っているようです 笑)

オンラインかよー、ネット音痴なのにー、この年齢になって新しいこと無理なのよー、目は疲れるし肩は凝るしさああああ! てな具合で、心乱れている大学教員がめっちゃ多い(私も気持ちはわかる……パニクらないで済んでいるのは、ひとえに勤務校の情報基盤センターの先生と数年前からお知り合いになっていたおかげです)。そんなふうに心乱されてしまうとき、一休さんになってゴロっと横になって口に出しましょう!

「あわてないあわてない、一休み、一休み」深呼吸がだいじ。

(自分に言い聞かせています)

学生さんはデジタルネイティブ世代ではあるけれど、意外にコンピューター不慣れです。なにせ、スマホという直観的操作で事足りる便利端末があるので、スマホ技には長けている人が多いけど。だから、学生さんも「え、どゆこと?」と右往左往しています。不安なのは教員だけじゃない。さらにいえば、私も一介の非常勤なので、オンラインかよーと言いつつも、とにかく授業をする仕事がなくならないだけ有難いとはいえ、授業以外の単発研修の仕事はすべて吹っ飛びましたので収入激減は必至。同様に学生さんたちもアルバイトがなくなったり、進学したてでまだ同じ大学の友だちも作れてなかったりで、さぞかし不安だろう…と思うのです。

だから深呼吸して、せめて私は不安にのみこまれないように、失敗しながらでいいんだから、学生さんに「だいじょうぶ。一緒にがんばろうね」って気持ちに立ち戻りたい。

そもそも、授業って教員一人が黒板の前でドタバタして作っているものでもないではないですか! 教室に学生さんがいるから、成り立つものではないですか!

だったら、オンラインでも「こんなふうに資料上げてみたけどどう?」「1週間のスケジュールとして、課題の量ってどんな感じ? やっていけそう?」と、おずおずと確認しながら、ぼちぼち手探りで行けばいいんじゃないか。というより、そうしかできない(笑)

 

「教えるとはともに未来を語ること」です。

便利なテクノロジーは、今後も教育の世界で広がっていくでしょう。
コロナのおかげで?ぼちぼち進むつもりが一気に押し流されるような感じになってしまって、みんな右往左往しているけれど、「一方的な講義なら、授業動画でよくね?」みたいな問いは既に見え隠れしていましたよね。「じゃあ、生身の人間が特定の場所(教室)に集まって活動するメリットって何?」という問いとセットで。

やれZoomだ、LINEチャットだ、Teemsだ、etc・・・とツールや技術に溺れる前に、「私は授業で何がしたいのか」「学生に何を伝え、理解してほしいのか」を自分に問うことの方が先だろう、と思います。

自分がやりたいことを考え、イメージをもって、ではそれをオンラインの俎上に載せるためにはどんなツールが適しているのか? を考える。

そのためには、各種ツールのできること・できないこと、向き不向きもある程度勉強しなければいけないけれど、それは幸いに(?)浮足立ってんのか???な人たちが自分の技を嬉し気にガンガンアップしてくださっているので、ググればいろいろ出てきます(ディスってますけど、感謝もしてます…てどっちやねん!)

(「浮足立っている」と感じるのは、その人たちの記事をいくら読んでも、「それで、その授業を学生は安心して受講できているの? みんな通信量とか受講環境とか大丈夫なの?」ってとこに対する気遣いも何も感じられないときです。「この人はYoutuberとか、某通信予備校の人気講師的になりたいのかな?」です。なりたいなら止めないけど、教育者とは言えないよな…と思うのです)

 

とはいえ、てんぱってますよ!(笑)

私の授業も、後半は特にワークショップをガンガンに入れていたので、それができない前期受講生のみなさんに、その分の埋め合わせをどうすればいいんだろうか。と超絶悩んでいます……。どう考えても、オンラインでできる気がしない。

石川晋さんのブログを読んで「そうそう、そうなのよ!」とわかりみしかない。

あれは、ぼくが教室で行って来た「協同学習」とはどうも違うものだ・・・ - すぽんじのこころ

Zoomのブレイクアウトルームが使えるよ!と聞いて、あれこれ調べてみたけれど、やっぱりどうも違う気がするんだよな…とモヤモヤしてたのは、そういうことだ! とドンピシャです…。ブレイクアウトルームだと、さぼりにくい。いや、さぼらせたらアカン、もちろん私もさぼってほしくないけれど、でもどうしても疲れていて、つい寝落ち、みたいなの、リアルの教室なら「ちょっとー、つんつん!」みたいにできるけど、ブレイクアウトルームじゃそうはいかない。それに、グループでの話し合いに集中できるかもしれないけれど、隣のグループの話声が漏れ聞こえて「あ、そういうのもあるか…」とブレイクスルーするといった作用がない。それって、けっこうつらい。ホストは各グループに顔出せますよとはいうものの、20ぐらいグループができてしまうとき、机間巡視でふわっと様子を見ることができないのもけっこう痛い。各グループにガチで顔出し…って、グループの話の腰を折りやしませんか…??? なんだかやっぱり、似て非なるものにしかならなそうだなぁ…と思います。

だとすると、発想を転換して「Zoomに向いたワークショップ」に組み立て直すしかない。オフラインでやっていたことを、そのままオンラインで再現しようという発想を捨てるしかない。(←いまここ)

 

さて、どうしましょう……。

 

問いは続く。