わったり☆がったり

왔다 갔다(行ったり来たり)な毎日です(*^_^*)

(2014から引っ越し/2010年筆)「なまえ」について

いまこそ「本名を呼び、名のる」ことをテーマに~在日外国人教育の読み物教材考~(『解放教育』2010年10月号掲載) 一、読み物教材をふりかえる ~私の『にんげん』読書歴から ~ 人権学習の読み物教材 ~ 大阪の小学生だった私にとって、真っ先に思い浮か…

8月6日と9日のあいだで

朝から、こんな記事がTLに上がってきて、つい読みふけってしまった。 news.yahoo.co.jp webmedia.akashi.co.jp どちらも、私の課題意識をたいそう刺激する記事だった。 オーラルヒストリーで人生を聞くことで分かるのは、原爆投下の日の話から聞かなくても。…

「なんとなく不調」を侮らないでほしいと切に思う

なんとなく不調です。 なにが? と言われても、どこがどうとは言いにくい。鍼の先生は「湿気と気圧でしょう(運動不足も)」と言うけれど で、このまえ久しぶりに小中学校の先生たちとの小さな研修会を対面でやっと行えて、その前後も含めて雑談していて(オ…

織姫も彦星も「こりゃデートしたいとか言ってる場合じゃないな」と思っているに違いない

断続的に強くなったり弱くなったりの雨音。居座る低気圧・・・ なんで、こんなタイトルをつけましたが、そもそも今年の七夕(旧暦7月7日)は8月末ごろなので、彼らが気に病む必要はないんだな 加齢とともに天候だのなんだのに影響されまくる身体になってるよ…

多様な子どもたちの学ぶ権利と学校と多様性

今朝、「こんなにあれやこれや業務が増える一方では先生がつぶれるよ!」という記事を読んだ。読んでいたら近くの小学校から「今日は赤旗(雨の後で運動場が泥んこだから運動場には出ないでねの旗)が立ってます。だから児童のみなさんは、運動場の端っこを…

差別は差別する側に原因がある #BLM に触発されて思うこと

6月が終わろうとしていて。 鬱々としながら始まったオンライン授業も、気づけば2/3終わって、ゴールが見えてきて。その日その日、目の前のことを愚直に片づけていれば時は過ぎゆくんだな…というあたりまえのことを考えながら、もにょってしまう。 6月は、6.…

何もなかったかのように…?

何もなかったかのように、元にもどろうとしてんじゃねーぞ。と叫びたくなる今日この頃(笑) 1か月少し前、こんなことを考えていたからなおさら。 もしも「コロナ世代」と呼ばれるとしたら。 - わったり☆がったり もちろん、ぜんぜん元通りになんて戻れてはい…

「授業の質」ってなんだ

オンライン授業始まって1ヶ月。 来月半ばあたりから、実技系の授業は一部対面授業に切り替わるらしいです。良かった。 とはいえ、私の担当授業は切り替わらないんですけど。 さて。今日はちょっとモヤっていることを書きます。表題の通りです(笑) 経済的に…

もしも「コロナ世代」と呼ばれるとしたら。

相変わらず、オンライン授業(準備とふりかえり)でキュウキュウですが… 先日、学生さんのジャーナル(授業のふりかえり記録)を読んでいたら、 「母に『もう少ししたらあんたらは《コロナ世代》って言われるんやで』と言われて遣る瀬ない…」と書いてあって…

#オンライン授業……まず問いを立てたい

勤務校で、前期がずーーーーっとオンライン授業になることが決定いたしました(一部実技系授業は緊急事態宣言が解けたらなんとか数回でも実施する方向で検討するそうですが、私が担当する授業は「講義・演習」のカテゴリーなので、ずっとオンライン…) 悲報…

#オンライン授業で…「書く」タスク増えがちだよね・・・

始まりましたオンライン授業。 今日(4月20日)からスタートの大学さんも多いので、twitterやらLINEニュースやら、「鯖落!(←「サーバーが落ちた!」ってことです。こういうのに感心してしまうオバチャンなのでした)」で検索しながらドキドキ…(ネットから…

#オンライン授業………みんな不安だよね

非常勤先大学も来週からオンライン授業スタート。 ほんとにできるのか!? と諸々不安。 教員側も不安だけど、学生、特に新入生は「ちょっと、これどういうこと?」と、ちょっと隣の人に声をかけて、それで仲良くなったりもする新学期が過ごせていないわけで…

「足らぬ足らぬは工夫が足りぬ」なのか!?

各世帯に、マスク2枚ずつ配布。 「これで、不安が消えますよ!」「マスク需要を抑制するのに役立つ」 ・・・んなわけあるかい! と、既にもう世間で怒りやら諦めやらが渦巻いていますが。 「欲しがりません勝つまでは」かよ! 「足らぬ足らぬは工夫が足りぬ…

ふたたび『夜と霧』

『夜と霧』をなぜそんなに一生懸命読んでいたかって・・・ 来週から、ポーランド(アウシュビッツ)を訪れる予定だったのです。 3月当初は、日本政府のアホで差別的な的外れ対応のせいでヨーロッパが怒って日本人締め出されたらどうしよう…的な心配をしてい…

「全国一斉休校」要請で、考えること

もう、多くの人が既に発言もし、政府への抗議もし、しているところですが。 www.change.org 「緊急事態」だから「政治判断」で「私(首相)の責任」で決定したのだそうです。 決定の経過もその後のごたごたも、すべてが腹立たしくて怒髪天を衝きますが、この…

『夜と霧』ー人生の意味の心理学

今朝、新聞を読んでいて。 『夜と霧』が、強制収容所を生き抜いた著者の強さから学ぶというキャッチで自己啓発本として宣伝されている…という一文を読んで驚愕。 言わずと知れた20世紀の名著ですが…… 自己啓発本って!? あり得へん……(嘆) 心理学者、強制…

だれのための表現か:金ジェンドリ錦淑さんのお話を聴いて

『草』というグラフィックノベルの日本語訳が出ました。出版社は ころからさん。 『花ばあば』もころからから出ました。いま(私的に)もっとも信頼のおける出版社さん。 korocolor.com そして、原作者の金ジェンドリ錦淑さんをお招きしてのイベントが開かれ…

「差別」とは何か

いきなり引用。 「差別してはいけない」という点に反対する人はほとんどいないであろう。しかし、何をもって差別と規定するのか、具体的にどのような現象を差別と見なし、どのような行動を差別として処罰したり規制したりするべきなのか、明らかではない場合…

DIE(演劇を教育に!)

放置すると忘れそうなので…。 先日、京都府八幡市立美濃山小学校の公開授業研にお邪魔しました。 授業づくりに「演劇的手法」を取り入れるということを続けてこられて3年目(当初は府の研究指定を受けていたそうですが、それが切れた後も「自分たちで勝手に…

先生が「自分語り」を、もっと。

先日、とある研究団体(公立小中学校の先生たち/多文化共生教育)が新人育成の場として運営しているセミナーの講師に呼んでいただきました。事務局が旧知のみなさん(というより、ふだん遊んでもらっているお仲間)なので、かなりぶっちゃけた打ち合わせを…

日本語教育のその前に(覚書)

私の専攻は「国語科教育学」だった。 「国語科」というのは、日本語ネイティブの子ども向けの「ことばの時間」として設計された教科目の名称。だから当然のこととして、学習指導要領も教科書も、学習者である児童生徒が日本語ネイティブであることを前提にし…

『アイデンティティが人を殺す』アミン・マアルーフ(ちくま学芸文庫)

帯に「帰属先はひとつではない。人間の多様性と尊厳を希求した名エッセイ、ついに邦訳」と書いてありました。原著は1998年。…20年前か 自分とは何者か。 何者かでありたい自分。 何者かでなければならないのか? 自分が何者なのか、それを決めるのはなんなの…

モヤモヤすること

開かれた対話、だいじだと思う。 意見の多様性、当然、あると思う。ないと困る。 自分と異なる意見にも耳を傾けたい…と思う。 が、しかし。 差別的な意見には耳を傾けたくない。とりあえず「黙れ」と思ってしまう。 相手が納得するかどうかは別として、とり…

優しいパターナリズム

昨日も講師を頼まれてのお仕事。 小中学校の先生方、それも人権教育やりたい!という意欲のある人たちが、ただ学ぶというより実際に学校で取り組むことを前提にコアな活動をしている人たちの集まる場だったので、ウヨな人が紛れ込んでいることを想定して揚げ…

いまは8月31日

8月27日、最高裁が 朝鮮高級学校を「高校無償化」の対象外とした一連の措置(不指定処分)について東京、大阪両高裁判決を追認する判断(上告棄却)を出しました。 以下、東京の弁護団のコメントです。20191201記:書面画像だったのですが、消えたようです。…

灼熱の憂鬱

8月だ。 8月はそれでなくてもいろいろと考え込んでしまうことが多い月だ。ヒロシマ原爆忌、ナガサキ原爆忌、そして 8.15. 加えて、今年は最悪なニュースから始まった。 文大統領「いつかは越えるべき山」…「ホワイト国除外」に対抗措置の予告も(発表全文訳)…

知識と知恵、行動のスキルアップ

昨日は、部落問題学習の授業プランを考える勉強会に行った。 前半、結婚差別の事例(実話を元にした架空の話)を題材に、「あなたが相談された人だとして、どんなアドバイスをするか」と考えるグループワーク、後半、部落問題のさまざまなトピックをグループ…

母語で「書く」ということ

温又柔さんの御著書やトークに触発されて、既にいろいろ書きましたが・・・。 先日、田辺聖子さんが亡くなられました。 学生時代の一時期、女性の書き手のものばかり読んでいた時期があって、山田詠美、日刈あがた、落合恵子、如月小春、鷺沢萠、李良枝・・…

「寝た子を起こすな」論 について

部落問題を人に教えるのはむずかしい。 ということを思っている人は(人権学習をやらねば!と思っている人であっても)そこそこいる。そして、実際に学校の人権学習計画を考えている場で「部落問題は難しいから障害者問題にしよう」と言い出す人を見たことも…

日本語教育と母語保障と・・・バイリンガル人材?

去る6月14日に「読書の学校 温又柔×高谷幸」というとても素敵なトークイベントがあった。温さんの『「国語」から旅立って』と高谷さん編の『移民政策とは何か』を両方買って、サインもいただいた(完全にミーハー 笑) 『台湾生まれ、日本語育ち』も『「国語…