わったり☆がったり

왔다 갔다(行ったり来たり)な毎日です(*^_^*)

@Seoul 現代史を巡る旅で考えたこと_オマケというか「わたしたち」編

市民活動のハードルについて いまBTSの釜山コンサート(万博誘致活動の一環としての)を巡って、何やら???が次々に発覚して「HYBE(彼らの所属会社)なにやってんの…!?」状態なんですけど。韓国ARMYたちがそういう問題に対してしっかり会社や釜山市に抗…

@Seoul 現代史を巡る旅で考えたこと③

今回、ソウル・イノベーション・パーク(서울 혁신 파크)の研修棟というところに宿泊していました。イノベーション・パークは「社会にイノベーションを起こす」ために、元ソウル疫学センターだった建物を改修して2015年に誕生したソウル市の施設。 当時の朴…

@Seoul 現代史を巡る旅で考えたこと②

「在日コリアン」がテーマなのに、なにゆえ韓国スタディツアーなのか。ここに引っかかる人と引っかからない人で分けてみたら何がみえるんだろうか……。はさておき。 私の場合、朝鮮半島と日本の歴史を勉強し始めたのは、日本社会の差別・人権課題として、しば…

@Seoul 現代史を巡る旅で考えたこと①

「在日コリアン」をフックにしたとあるプログラムで学ぶ学生さんたちとともに、ソウルに行ってました(私の立場は、そのプログラムの講座の一部の担当者)。 このご時世なので、VISA(ただし私たちが申請を何とか済ませた直後に「VISAなし渡航可」となる)や…

9月1日に考える

今年も9月1日。 あの9月から、99回目。 何度でも読み直したい本 korocolor.com さいきん、BTSに沼落ちしているもので、Twitterでk-popファンのみなさんの書き込みややりとりをボンヤリ読んでいるのですが、これがほんとうに興味深く…。 さいきんは、日…

《暴力装置》について考え…ざるを得なかった7月について

7月8日に銃撃事件が起き。 すわ、テロか、暗殺か、と世間は色めき立ったけれど、行為そのものは怨恨による殺人に過ぎなかった(と私は思う)。大した情報も得られていないのに、特別報道?を組んでしまったがために、何度も襲撃のそのときの映像を繰り返し…

《暴力装置》について考えている……BTS「PROOF」が届いた日に

2022.06.10.fri. BTSの新譜が届いた。 ストリーミングで、その「Yet to Come」「RUN BTS」「for Youth」をぐるぐる聴きながら、なんて私たち(ARMY)は愛されているんだろうか…としみじみ感激すると同時に、これは彼らが徴兵で活動休止になることを覚悟した…

社会問題というけれどー映画『私のはなし、部落のはなし』

buraku-hanashi.jp 観ました。3時間の長尺に耐えられるだろうか、私・・・というのは杞憂に終わり。 あっという間に3時間終わってしまった。「はなし」を聞き足りない気持ち。 インターネット上には、実際に観たのかどうかもわからない(おそらく観ていないし…

「しょうがないよ」と「しょうがなくない!」ー映画『マイスモールランド』

mysmallland.jp 素晴らしい映画目白押しで、すっかり出不精になっていたのをえいこらしょと(笑)映画館に出かけました。(ということで、一度に2本記事を書いちゃおうとしている私) まずは『マイスモールランド』 終始辛くて、でも日本(入管)はどんだけク…

問いを立てること。それも「適切な問い」を。

いつのまにか3月。 時間があるような、ないような。 でも、年度末ということで、自動的に「1年の棚卸をして次年度に備えよ」スイッチが入ったりなんかする(ホントに? 笑) 久しぶりにワークショップ型の研修をしたり、あれこれ学習会に出てinputがきたり…

水平社宣言100年の日に

ウクライナ情勢を傍らに・・・ ロシアのやっていることと、それに対する世界の反応に、歴史的既視感を覚えつつ三一節を迎えた2022年。 (1930年代、満州事変からのリットン調査団、国際連盟脱退・・・既視感) 三一独立運動は1919年 水平社宣言・全国水平社創設は1…

絶賛ロス中です…#おかえりモネ

www.nhk.or.jp 終わっちゃいました。『おかえりモネ』 地味にめちゃくちゃツボでした。 『カーネーション』『あまちゃん』『スカーレット』と、ハマった朝ドラはこれまでもありましたが、なんというか、しみじみ、じんわり、心の奥底をぎゅっとつかまれる感…

映画『かば』を観ました

kaba-cinema.com 観てきました。緊急事態宣言で迷ったけど(うちからだと大阪/梅田を通らざるを得ないもので…)、DVD化の予定なし!とか書いてあるしなーもぉ。とか思いながら。 私が学生時代お世話になった中尾健次先生も鶴見橋中学校の元教員で(映画の舞…

名まえを「呼ぶ側」として考える、「本名を呼び名のる」

7月20日に産経新聞にある記事が出ました。イライラモヤモヤしていたのだけど、このブログを読んで、応答しなければ…という焦燥感が出てきました(と思いながら1週間経過……。このブログ主さんを一人にしたくない。そして、民族名を「名のる・呼ばれる」側の…

学ぶ、ということ

朝ドラ『おかえり、モネ』にはまっている。 『おちょやん』が中盤ダレきっていたのに(笑)終盤にきての複線回収の見事さとシスターフッドの美しさに、これは久しぶりにロスが来るのか…と思いきや。(ロスといえば『コントが始まる』ロス。『俺の話は長い』…

#入管法改悪反対…は終わらない。「外国人は煮て食おうと焼いて食おうと自由」を体現する入管制度を完全に終わらせたい

migrants.jp Open The Gate for All ここに暮らしたいと願う人すべてに門をひらけ とんでもない改悪案が出てきて、そんな法案を通したら、人をどれだけ殺してしまうかわからないぞ(既に何人も殺してもいるのだ)と、国会前シットイン行動、Twitterデモ、法…

合理的「配慮」の「配慮」は「思いやり」じゃない

コラムニストの伊是名夏子さんが、ご自身の旅行に際して「合理的配慮」を求めて淡々と、辛抱強く交渉した経緯をブログで公開したら、SNS上で酷い差別的なバッシングが起きた件。 いやもう、JRしっかりせーよ…と思いながら読みつつも、そんな「炎上」が起ころ…

教員養成系大学で学ぶということ

仕事がいっぱいあるのに、別のことをやり始めてしまう悪癖(笑) 思えば私立高校受験前日に火曜サスペンス劇場の緒形拳にうっとり…してた頃から進歩してない人間50年なのだった という余計な前置きが長いのも悪癖(笑) いままた、教員志望者が減っている…とか何…

(2020年夏から引っ越し)「ただ、胸が痛い。」-201809ヘイトハラスメント裁判会報に寄せた原稿

なぜか「下書き」に入ったままになっていた・・・そしてその間に、被告・原告双方が控訴して大阪高裁に舞台は移り、第1回期日が先日行われました。相変わらず、被告側は何の非も認めないつもりらしい。どころか地裁判決ガン無視で、原告さんへの個人攻撃めいた…

「権利を行使する」って、そんなにたいそうなことではないよね? ってお話 

タイトルがうまくつけられない(笑) 学生のレポート(といっても11月末に出してもらったものなので、その後の授業を経て、今は認識が変わっているかもしれない…てか変わっていてほしい…)を採点のために読んでいて、「なんでここで混乱するんだろうかな…?…

『「発達障害」とされる外国人の子どもたち』(金春喜・明石書店)

発刊前からチェックし、半年ぐらい前に買ったのに、読む始めたのは先月という… webmedia.akashi.co.jp とても読みごたえがありました。元は修士論文とのことで、研究続けてほしいなぁ…と思いきやの日経の記者さんになられたらしい。それはそれで、今後のご活…

ねずみ年の11月に

今日は、私が親になった日です。 2回り前のねずみ年。 もうすっかりでかくなっちゃって、あんなのがどうやっておなかにいたんだろう(笑)…子どもを産んでから、どんな強面の人を見ても「この人も最初はちっこくてふにゃふにゃだったんだなぁ」と思うと笑いが…

(2019から引っ越し)「こんな夜更けにバナナかよ」に寄せて

石井誠さんという書道家がいて、今年も今日から私の大好きな絵本カフェholoholoさんで個展が始まる。石井さんは筋ジスで、大阪教育大学の卒業生で、彼の生活を「誠組」という介護者グループが支えていた。以下は、2012年に大阪教育大学で行われた誠組の企画…

(2018から引っ越し)参加雑感 日本植民地教育史研究会 第20回記念研究大会シンポジウム「教育の植民地支配責任を考える」

植民地支配責任について考える。それも「教育」を軸に。 少し個人的な話にさかのぼる。 私自身は植民地朝鮮での「国語」教育を対象に、研究活動を始めた。もともとそこに至った理由は、在日朝鮮人の歴史と差別の実態を知るにつけ、教育大学で国語教育を専攻…

(2015から引っ越し)参加雑感 植民地教育史研究会第18回大会シンポジウム-植民地支配とモラルの相克-

植民地研究/植民地について考えるとき、【モラル】の問題は無視できない。 私自身がずっと追いかけている芦田惠之助にしても、「良識」があり、自制的で努力家の、いわば【モラル】に満ち溢れた人だ。ひどい体罰を用い、威圧的に現地児童・生徒に接した教員…

(2019から引っ越し)なまえについて。

昨夜は、大阪の在日外国人教育の屋台骨(?)を担う若い人たちと霧深い街でダラダラ呑んでいて、たいそう楽しかった(そして朝寝坊。若い人たちはちゃんと早起きして修了式の学校に向かったはず。そのエネルギーも頼もしい)*ほぼ10年前に某雑誌に書いた文…

(2014から引っ越し)2014年HPFパンフレット巻頭言より

(HPFとは、大阪の中高演劇部の夏のイベントです。実行委員会形式で、大阪市内の小ホールをお借りして開催しています。今年、私の関わる高校演劇部は参加しなかったのですが、実行委員会代表:金蘭会高校演劇部顧問の先生が書かれた巻頭言が印象的だったので…

(2014から引っ越し)転載:大阪の在日朝鮮人教育(1972年のレポート)

この文章は、1972年に市川正昭(当時・鶴見橋中学校教諭)さんが書き、東京の雑誌(林克行さん)にあてて送られ、結局日の目を見なかったもの…らしいです。(ネットで今見つけましたが、消えると嫌なので、こちらにコピーしました) *以下、1972年に書かれ…

(2014から引っ越し)「事実」か「方法」か ~ 梁泰昊・姜尚中『三千里』誌上論争(1985)から学ぶ

*FBがノートを廃止するということで、こちらに移しました。他の( から引っ越し)の枕詞がある記事はすべて同じ事情でこちらに移した過去の文章です。 ※これは、2010年に考えるところがあって整理していた論稿の一部です。このところ、80~90年代の運動をふ…

(2014から引っ越し/2010年筆)「なまえ」について

いまこそ「本名を呼び、名のる」ことをテーマに~在日外国人教育の読み物教材考~(『解放教育』2010年10月号掲載) 一、読み物教材をふりかえる ~私の『にんげん』読書歴から ~ 人権学習の読み物教材 ~ 大阪の小学生だった私にとって、真っ先に思い浮か…